幹細胞コスメ ロート製薬 【幹細胞コスメ：最新エイジングケア 2021年版】

■ロート製薬の取組
ロート製薬は、早くから再生医療に着目し、目薬などで培った「細胞培養技術」や「無菌製剤技術」などの幹細胞研究に必須となる技術を活かして、この方面でのトップランナーを目指しています。
幹細胞は組織修復能力を持っているため、再生医療の現場で広く応用されている細胞群です。
■ロート製薬の注目した幹細胞
幹細胞（stem sell）とは、自ら増殖する能力を持ち、色々な細胞に変る（分化）ことが出来る特殊な細胞を指します。
例えば、将来分化して血液細胞になったり、骨細胞になったりといった具合です。
幹細胞にも色々な種類があります。
ロート製薬はその中でも、痩身目的の脂肪吸引術で廃棄される皮下脂肪組織から多量に得られる、脂肪組織由来間葉系幹細胞（AD-MSC）に着目し、AD-MSCの美容方面における応用を研究してきました。
その結果、AD-MSCを培養した培養上清には、皮膚のハリや潤いを促進する機能があることを発見しています。
■コラーゲン、ヒアルロン酸について一言
皆さんもよくご存知のコラーゲンとヒアルロン酸ですが、これらを配合した化粧品は市場に溢れ返っています。
しかしコラーゲンもヒアルロン酸も非常に大きな分子であるため、皮膚から自然の状態で直接吸収されることはありません。
ここからが肝心なところです。
コラーゲンもヒアルロン酸も基本的には保湿機能があるので、それを皮膚に塗れば潤い感は得られます。
しかしこれは表面的な効果で、皮膚を内面から美しくしているわけではないのです。
くれぐれも騙されないように注意が必要です。
また、メーカーによっては、コラーゲンやヒアルロン酸を断片化して小分子化することで、皮膚の中に強引に押し込もうとするものもあります。
不完全な状態のコラーゲンやヒアルロン酸が皮膚の中に入っても異物でしかなく、へたをすると炎症の原因になりかねません。
■AD-MSCの美容効果
ロート製薬は、AD-MSCを特殊な条件下で培養した際の培養上清から、有用な美容成分を豊富に含んだ「ステムSコンプレックス」を開発しています。
さらに、このステムSコンプレックスを配合した幹細胞コスメである「エピステーム」を販売して大きな反響を呼んでいます。
エピステームには、皮膚の真皮に存在してコラーゲンやヒアルロン酸を分泌している繊維芽細胞を活性化して、皮膚を内面から美しくする効果の他、皮膚のターンオーバーを活発化することによる、アンチエージング効果も期待出来ます。